ハワイの住宅事情

家賃が高い理由

ハワイは、世界でも有数のリゾート地です。世界中の富裕層が別荘や、投資物件をハワイに持ちたいと考えています。また、日本人に比べ人生の中で数多く引越しするアメリカ人にとっても(平均11.4回/FiveThirtyEight.comより)、ハワイに一度は住んでみたいと思っている人たちがたくさんいます。そんな人々に支えられたハワイの不動産マーケット。頻繁に売り買いを重ね販売価格が年々上昇しているのです。人口の増加に住居数が十分でないため、常に在庫数は少なく、常に売り手市場。買い手は売り出し価格よりも高い値のオファーを出し他の希望者よりも魅力的な値段で、購入の権利を勝ち取らなければなりません。その購入者は、その購入金額を支払うために高い家賃設定の賃貸物件になってしまうのです。

ハワイの住居費はいつからそんなに高くなったの?

アメリカは、長い時間をかけて徐々に時代とともに物価は上昇していますが、2000年頃から、ハワイのコンドミニアムの販売価格の急激な上昇が始まりました。2005年には29%もの上昇を記録しています。 2008年のリーマンショック後、若干の価格低下がありましたが、数年で元の水準に戻り結果的に上昇を続けています。こう言った価格の上昇に伴い賃貸価格もそれにあわせ上昇しています。 下の表からも読み取れるように約20年間でコンドミニアムの中間販売価格は1000万も上昇しているのです。

ハワイコンドミニアム 販売価格の推移

Year中間販売価格前年比
1991$192,0002.70%
1992$193,0000.50%
1993$193,0000.00%
1994$190,000-1.60%
1995$182,000-4.20%
1996$175,000-3.80%
1997$150,000-14.30%
1998$135,000-10.00%
1999$125,000-7.40%
2000$125,0000.00%
2001$133,0006.40%
2002$152,00014.30%
2003$175,00015.10%
Year中間販売価格前年比
2004$208,50019.10%
2005$269,00029.00%
2006$310,00015.20%
2007$325,0004.80%
2008$325,0000.00%
2009$302,000-7.10%
2010$305,0001.00%
2011$300,000-1.6%
2019$425,0001.2%
2020$435,0002.4%
2021$475,0009.2%
2022$510,0007.4%
2023$508,000-0.3%

データソース/Honolulu Board of REALTORS®

留学生はどんなところに住んでるの?

初めはホームステイ、バケーションレンタルといった滞在を選ぶ方がほとんどですが、長期になるとどうしても家賃が割高になるため割安な滞在先に移っていきます。

ホームステイの人はより自由度を求め学生寮やルームシェアに移ったり、バケーションレンタルの人はより家賃を抑え、ライフスタイルにあう長期向けコンドミニアムや、アパートに移っていきます。土地勘ができてきたり、知り合いも増え地元の情報が入りやすくなると、インターネットや新聞のクラシファイドなどでルームシェアや、アパートなどの引越し先を探していきます。広告をみて、大家さんに直接コンタクトを取ります。長期向けコンドミニアムやシェアハウスを借りる場合、長期にわたる住まいになるため契約は慎重に行いましょう。近所の雰囲気や、ロケーションは特に大切です。特に女性のかたは、通りが暗くないか、バス停からの距離などを気をつけ、その地域の情報に詳しい人にアドバイスをもらうようにしましょう。

留学生は賃貸契約してもらえないの?!

留学生はアメリカでのクレジットスコアがないため、大家や不動産によってはアパートやコンドミニアムの入居を断られる場合もあります。貸主は、賃貸を申し込み者に支払い能力があるかのバックグラウンドチェックをします。その際に、クレジットスコアというものをチェックされます。クレジットスコアは、アメリカに来たばかりの人はスコアがなく、信用の目安がないため、貸主に入居を断られるケースをよく耳にします。特に近年は、貸し手市場で入居希望の人が多い為、信用度の高いテナントにテナントが決まりやすいのです。しかし、銀行残高証明、スポンサーレター、学校からのレターなど信頼度を高める書類をできるだけ提出することで契約にこぎつける場合があります。諦めずに貸主とコミュニケーションをとり支払い能力があること、良いテナントであることをアピールしあきらめないことが大切です。

家賃は毎月どうやって払うの?

基本的に小切手で払います。直接手渡しをしたり、郵送をします。ときには、不動産屋が管理している物件はクレジットカード払いを受け入れてるところもありますが、余分な手数料が発生する場合がありますので、確認が必要です。長期物件の場合毎月の家賃の支払いが発生しますので、ハワイ現地での銀行口座を開くことをお勧めします。銀行口座に関しては、留学ガイド: 長期滞在なら銀行口座を開くべきをご覧ください。

ハワイに留学.comは、学生の皆さんに住む場所を探すお手伝いをします。ハワイに留学.comの住居探しサービスをご利用いただけます。